「寒い・寒い」と。妄想の中では毎日 吹雪の中を歩いております。
(5ケ月前に行った白骨温泉)
普通はこの季節,ガラスの器や青の器など夏らしいアイテムを ご紹介するとおもうのですが。
そこは ほれ。
ぽかぽか の クーベルチュールピケ。
触るだけで じんわり暑いです。
プロヴァンスで出逢ったので
闘牛の様子など アルルやニーム辺りの意匠で 19世紀モンペリエやオランジュ
辺りの布かと最初は思いました。
でも実は・・・・
19世紀のアルザスキルト。
特に裏面の赤の幾何学模様が
典型的な19世紀のアルザス。
ベルナール・ジャッケ氏によりますと
「19世紀アルザスの幾何学・小花捺染の色彩が少ないのは 経済的な理由からで
色彩を増やせばそれだけ彫板と捺染の費用が嵩む。それゆえに 強烈な調子の色によって
強烈なコントラストを作る」とあります。
なるほど。
1ケ所シミがあるので,カットしてご紹介しようか どうしようか あれこれ悩んでいたのですが
重要な問題はそこじゃ無くって。
なんとなく 季節感の様な気がします。(そこは ひとつ そんな感じで。)
イスに使っても
やっぱり暑苦しそう。
ほれ。