降るみぞれの中 手も足も何もかもの感覚が無くなって。
やっと 礼拝堂の中に入る。
まだ誰にも出逢ったいないこの静かな場所に
突然 鐘の音が鳴り響き。
鐘は ひとつだけが 確かに 激しく 音を立てて
鳴っているのですが それは 希望の音の様で。
梱包にまみれて ガムテープ服につけて
いつもおおきな重い荷物をもって。
素敵なことなど どこにもない 暮らしの中で。
鐘は12:00ちょうどに10分近くも
この丘に鳴り響く。
多分・・・季節や時間 誰といるかにもよっても
聞こえ方 違うと思います
もっと早くに訪れるべきでした。
そんな どこまでも希望の音が鳴り響く中
コルビュジェを見るのが この場所からの人に嫉妬する。
こんな感情を 自分が持つだなんて。