二度と出逢う事の無い程に貴重で美しい器は
18世紀前半~中期のアルザス,ストラスブールのポール·ハノン(フランス式だとポール・アノン)。
手が古手のデルフトの様だと思ったら,お父様のCharles-François Hannongは
1669年にオランダ,マーストリヒトで生まれたのですね。
全く同じ器のインドの花の絵付けがストラスブール装飾美術館に展示されていましたが
白釉ははじめて出逢いました。
たくさんの虫食い跡・・・リボン結びの様な皺のよった釉掛け跡・・・
ああ。すごくいい。
ほとんど未使用。戦争があったのに・・・250年以上もよくこの状態で残っていてくれました。
paul Hannong・・・調べれば調べる程にフランスの陶磁器の世界では,
先駆者の一人ですごい人だったのですね。
現存数が少なく,今ではミュゼや本でしか見る事が出来ないのですが,あまりに美しかったので
今後他の手も探してみたいと思いました。
今春の復活祭の頃のストラスブールは街中がお菓子で溢れていました。
運河沿いでOPPEで買ったパンとお菓子でピクニック ^^
ストラスブールは素敵な街並みだったのだけれど・・・
お写真はこれだけ。がおー
ストラスブールの帰りの寄り道は・・・
OPPEで買ったスーツケース2個分のお菓子を「重いよーーー」と言いながら
ミュルーズのお菓子屋さんジャックと,布博物館に立ち寄る事だった。