先日 アマゾンで買った本が 暑い日に食べる そうめんのような
とても素敵な本でした。
南仏の昔の布の産地はモンペリエやマルセイユ ニームなどたくさんありますが
残っている資料が少ないので 判別するのが困難なアンティーク屋泣かせの
地域なのです。
1764年 南仏の布プリント工場の様子がその本に掲載されていました。
この絵。友人が住んでいる街のミュゼの壁画だったのです。
それは今度行かなくては!
黒の帽子を被っているのが工場主。
右端でブルーの服を着ているのが女性監督。
チンツの布に筆で絵付けをしている工女たち。
なんて可愛らしいのでしょう。
この大きな壁画には 染色の工程が順番に描かれているそうです。
1764年というのも興味深いですね。
フランスでプリント布が解禁になったのが1750年代なので
まさにフランスの布作りの初期の様子だったのです。
じつはこの工場は19世紀にはなくなっているのですが
フランスの本に掲載されてあったので 地域が判別できて
今まで数枚サイトでも販売したことのある布工場だったのです。
訪問記につづく・・・・