この色の呼び名は「Orange」では無くて「Rouille」なのよ。
ってマルセイユの友人に教えてもらいました。
この色目、18~19世紀前半までの 古手の布で数回出会った事
あるのですが 19世紀後期になってからは見たことが
無いので 天然染色でしか出せない色目だったのだと思います
全部 おいしそうな色目なのですが・・・
手前の南仏独特の呼び名のルイユ(Rouille)は
赤唐辛子・にんにく・オリーブオイルなどで作る
ブイヤベースなどに添えられるソースの色の名前。
まさにマルセイユの色だったのです。
調べたら フランスの色見本にも
なんと この名前で掲載されていました(^^。
伝統的な色目・呼び名だったのですね。
ルイユ色のピケ。
大判で あまり使用感もなく残ってくれていたのですが(感涙)
他のフランス小紋柄も全部素敵で・・・
くぅぅぅぅぅ。
4種くしゅくしゅにしても可愛らしくって
200年前のキルト布が
よくこんなコンディションで残っていてくれたと思います。
保存状態は大切なのですね ^^
マルセイユのブルジョワ階級の屋敷からの出物で
昔マリアージュのときに プロのお針子さんに
頼んで仕立てられた南仏キルト。
可愛らしいけれど 渋い!
よっ 色合わせ名人
マルセイユ 街歩きもたまにはしなくっちゃっ。
どこに行っても お家にひきこもり~な なのだ。