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「あれはシルクの木よ」
ラングドックの北部(セヴェンヌの入り口)を車で走っているときに たくさんの大きな木が道なりに植えられていて。 友人のマダムが教えてくれたその木は「桑の木」でした。 この地方にあるシルク博物館にも 連れて行って もらったのですが 華美なところはひとつもない 素朴な佇まいで・・・ でも その昔 シルクがこの地方の大事な産業だった事がわかる 貴重な資料がたくさんありました このシルク博物館の付近は ひっそりした小さな村なので 日本でもあまり知られておらず ちゃんと記録に残す事にしました この周囲で 一番の観光地 ^^ 夏はヨーロピアンがカヌーやキャンプをしていて 人がいっぱいなのですが 春の夕暮れは 誰もいませんでした。 シルク博物館の資料を 読み解くと・・・ 最初の桑の木は、1266年にプロヴァンスに植えられ 絹糸作りは セヴェンヌで13世紀の終わりからはじまったそうです。 それは この地に産業がほとんどなく 主にプロテスタントの家庭の 貴重な収入源になったそうです。 最盛期の1855年を境に 皮肉にも蚕の病気がヨーロッパ中で 発生したため フランスのシルク産業は衰退していきます だから この地でシルクを買う時に・・・ 19世紀前半までのものだったら ラングドックのシルクかなと嬉しくなるのですが 19世紀後期~のものだと アジアなどからの輸入品の シルクが多くなり、中には粗悪品も紛れていて。 それで シルクを買うなら なるべく古い時代のものを 探すようになりました。 単純にこの地の景色が思い浮かんで 嬉しいからだけなのですが・・・ ^^ 今は ラングドックの桑の木も随分少なくなって その多くは葡萄畑になっています。 なぜ 急にフランスのシルクの資料を紐解いたかというと・・・・ 野生の絹「ゴールデンシルク」の古着に出逢ったからなのです ここ数年 先進国でとても注目されている野生の絹。 野蚕の糸は 普通の絹糸と比べると 色が黄金色で 手触りが ざらっとしています。 ぱっと見 知らなければリネンと見間違うほど。 数年前から 靴下や下着で身に着けているので 単純にわかったのですが フランスの古着で この素材が使われているのを初めて見ました。 後ろは綿。 タグはパリの会社。 20世紀前半頃なので 恐らくインドあたりのムガシルクだと 思うのですが この素材を100年ほど前に ジレにするなんて なんて洒落ているんだ! 資料には 1977年、Cevennes養蚕の復活が、 ADSCévennes(Cevennesにおける養蚕業の発展のための協会)の創設によって試みられた。 との記述があり 近年セヴェンヌではまた シルクが生産されているので いつかセヴェンヌの素敵なシルクに出逢えることを願って・・・ うふふ シルク博物館の近くの村の 1軒しかないレストランも素朴で楽しい ^^ どうしてわたしは 博物館の写真を撮らなかったのだろう きっと 興奮していたのですかね。 最近 大事なものの写真撮るの さっぱり忘れちゃうのです。
by trioettrico
| 2018-05-28 06:34
| trioのmusee巡り
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Comments(2)
Commented
at 2018-05-28 09:08
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
trioettrico at 2018-05-29 05:04
鍵米さま
おはようございます(^^ コメント とても嬉しゅうございます。 知らない事ばかりで・・・。知っている事なんて 何ひとつないと 最近よく思います。 3歩進むと 4歩下がるので あれ?後退したじゃないかー!!です。笑 でも、知らない事や知りたい事って 知ろうとすればするほどどんどん増えますよね。 もう最初 何を疑問に思ったかも忘れちゃって・・・笑 わたしは 鍵米さまから 知らない素敵なもの いっぱい おしえて頂いています ^^ わくわく 嬉しいがとまりません! 鍵米さま どうぞ素敵な1日を(^^ 感謝を込めて・・・
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