お盆は毎年静かに家で過ごします。
今年は須賀敦子さんが没後20年ということで
たくさんの本が出版されていて(嬉)お財布と相談しながら
買ったり借りたりしているですが、
図書館で借りた本が2冊とも、すごく良かったので
結局買う事にしました。
「須賀敦子さんの本棚」と「須賀敦子さんの手紙」。
特に「須賀敦子さんの手紙」は
信頼や微笑ましさ、日常の暮らしの中の須賀さんが身近に感じられて。
今までのどんなエッセイ本よりも素顔の須賀さんがそこにありました。
最初 須賀さんが友人に宛てた手紙を没後本にするだなんて・・・
と穿った見方をした自分が恥ずかしい。
いい本でした。
あと 須賀さんのお墓が甲山にあるってはじめて知りました。
お散歩でよく歩く山の中腹に眠ってらしたのですね。
本のお供は友人から届いたドイツ語で「小さなこねずみちゃん」
という意味のお菓子屋さんのお菓子たち。
お散歩の途中に摘んでくれたお花も一緒に。
友だちのこういうセンス 好きなのです。
「餡の輪」さんのどら焼き。
粒あんこ好きなので むしゃむしゃと3口ほどで食べる。
ちゃんと味わわないとダメじゃないかー
ああ。食べる前にお鼻もお花も骨折させる。
どうして いつもこう配慮や丁寧さが足りないのだろう。
お菓子にうっとりしている場合ではない。