南仏は山羊さん、バスクは羊さん、パリは人さん、
そして オーベルニュは牛さんがいっぱいで・・・
チーズも オーベルニュは そのほとんどが牛さんで
お散歩したり 車で走っていると 夏のきゅうりやトマトの様に
普通に出逢える。
初見の なんじゃこりゃな牛さんは・・・
19世紀オーベルニュの 天使と犬が戯れている 子牛の革のバッグ
くるりん
裏は四つ葉のエンボス
太い麻糸で きゅっと縛りました
このバッグ、子牛革なのですが
なんと 中に使われている素材はベラムなのです。
ベラムは子牛の皮をなめして作った上質の皮紙で
昔の本などに 羊皮紙が使われていましたが
バッグの内部に こんな風に使われていただなんて。
きゃあ すごいわーーーー(興奮)
ブルジョワじゃない 19世紀農民のbag。
だから牛飼いのビヨードと合わせたら ぴったりで・・・。
昔 オーベルニュの山の中で
羊飼いや牛飼いが ビヨードの上から こういうbagを
ぶら下げて歩いていたと思うだけで 楽しくなる
犬と たくさんの天使たち
何が何だか さっぱりわかりませんが
村一番 いえ オーベルニュ地方一番の皮職人さんが
施した(っぽい)エンボスの技術もすごい。
ぽいって なんだ・・・ ^^
わんわんの耳 引っ張って遊んでいて
本当に愛らしい。
なんじゃこりゃあ な へんなものを買う時は
「最終的に 自分で持っておきたいか?」
「ウイ!」
西洋民藝の温かさが好きなので 売れても売れなくってもいいのだ。
農家製のサンネクテールは
ガゼインマークが楕円形で 表皮が灰色!
オーベルニュは 食べ物も仕事も牛さんなのだ ^^
19世紀のフランス民藝がすぎましたでしょうか?
おほほほほ